伊藤學賞 松井 繁之 氏
大阪大学名誉教授、大阪工業大学客員教授
※松井氏は、RC床版の疲労劣化機構の解明と疲労設計法の考案、および疲労劣化床版補強工法の開発、また高耐久性床版(PC床版、鋼コンクリート合成床版)の設計・施工方法の開発と高耐久性床版との組み合わせで実現した「新しい鋼橋(少数I桁橋、細幅箱桁橋など)」の発展に貢献されました。土木学会の鋼構造物設計指針にて提案された設計算定式が実設計に適用されています。また、国交省をはじめ、多くの技術検討委員会を歴任され、鋼橋技術の発展に尽力されるとともに、多くの技術者育成にも貢献されて来られました。この様に、長年にわたり、鋼橋技術の進歩・発展に多大な貢献をされました。