伊藤學賞:澤井廣之 氏
※澤井氏は、昭和48年2月発刊の道路橋示方書・同解説Ⅰ・Ⅱにおいて新設された「吊橋・斜張橋」「鋼管構造」を橋梁委員会の幹事及び示方書の改定委員として執筆し、建設技術の基礎を構築されました。更に昭和61年3月に発刊した「新体系土木工学42橋梁上部構造(Ⅱ)吊橋」(澤井廣之編著)では、長大橋建設の指標を提示し、その後の長大橋の建設に大きく貢献されました。
また、東京湾横断道路における杭の支持力管理方法の確立を目的として新たな多点測定法を開発し、理論値との比較検証を実施することで、当該手法の実用性を示されました。
上述のとおり、長年に渡る多くの業績は、わが国の鋼橋建設技術の進歩と発展に多大な貢献をなされました。