日本橋梁建設協会
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なるほど!橋の構造シリーズ(1)
 
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桁橋

◆どれだけスパンを長くできるか?◆
桁橋は、こちら側と向こう側に二つの支持台を設置し、その間に「桁」を置くという単純な構造のため、私たち人類がつくった初めての橋は桁橋であるといわれています。現在では、鋼やコンクリート、これらを組み合わせた桁を橋脚が支えています。現在世界最大のスパンを持つのは1973年に完成したブラジルのコスタエルバ橋で300mのスパンを誇っています。  現存する古い石造の桁橋のスパンは2〜3mにすぎません。桁橋に限らず、どれだけスパンを長くできるのか。そのために多くの土木技術者が数世紀にわたって研究を重ね、また崩落や落橋に学びながら橋梁技術は進歩してきたのです。

 

◆材料と技術が橋を進化させた◆
 橋の材料としては木、石、鉄、コンクリートなどがあります。木は加工が簡単な反面耐久性に劣り、石材は丈夫ですが引張力に劣る欠点を持っています。コンクリートも石と同じ性質ですが鉄筋を埋め込んだ鉄筋コンクリートや鋼ワイヤーを組み合わせたプレストレス・コンクリートが開発され、主流となっています。  一方、鋼は圧縮と引張りに対して強く、強度も数倍から数十倍も大きいことから桁の材料として最も広く利用されています。  一般にコンクリートや鋼の桁の断面はI型や箱形で、川崎・木更津を結ぶ東京湾アクアラインの橋梁部や、日本最大の250mのスパンを持つ大阪のなみはや大橋は箱桁型を採用しています。


桁橋として日本最大の250m のスパンを持つ大阪のなみはや大橋

【クラッパー橋】
イギリス南西部のダートムーア国立公園内の小さな村ポストブリッジにある中世の石橋。今でも実際に渡ることができます。

 

 


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