道の駅「みたら室蘭」から約0.5q
白鳥大橋は、室蘭湾の入り口絵鞆半島先端の祝津と対岸を結んでいる、国道37号線に架かる関東以北では最大の吊橋。横からみると、白鳥が翼を広げたような美しい姿をしていることと、室蘭湾は白鳥湾とも呼ばれているのでこの名前がつけられました。
市内のほとんどのところから眺められますが、祝津公園展望広場からは室蘭岳を背景にした絶景が楽しめます。
中でも圧巻なのは夜間のライトアップ。夜空にくっきりと浮かび上がる白鳥大橋と海面に沿うように輝くJX日鉱日石エネルギー室蘭製油所の灯りが一体となり、私たちを楽しませてくれます。ライトアップの電源にはエコな風力発電の電気が使われています。
この橋は建設の構想から40年、着工から足かけ14年の歳月を要した、市民にとって悲願の橋。すぐそばの道の駅には白鳥大橋記念館が併設され、動く模型や写真などで白鳥大橋を紹介しています。

1998(平成10)年に完成。3径間2ヒンジ補剛吊橋(側塔付き)で2車線、全長は1380m。室蘭港に出入船を考慮し海面から桁下までの高さは約54mを確保しています。主塔部の基礎岩盤が非常に深いため、特殊な工法が採用され、湾口に架設されて厳しい季節風にさらされるなど過酷な環境にあるため、耐候性、耐塩害性などにすぐれた塗料が採用されています。
|