道の駅「オアシスおぶせ」から約17q
「ふるさと豊田」から約2q
♪兎追いし
かの山
小鮒釣りし
かの川…
これは文部省唱歌「故郷」に歌われている日本のふるさとの原風景そのものです。同市永江に架かるふるさと橋は「かの山、かの川」が一望できる橋として有名で、シーズンには観光バスが絶えません。
この歌を作詞した高野辰之は同市永江の生まれで、少年時代に野山で遊んだ情景を懐かしんで作詞したとされています。橋の上に立つと、なだらかに起伏する里山、広がる田んぼの流れ、遠くには太平山、斑尾山がそびえ、歌詞のままの風景が広がります。
橋の近くには高野辰之記念館があり、記念館を起点にしたふるさと遊歩道が整備されています。唱歌「朧月夜」ゆかりの真宝寺を経てふるさと橋まで歩くこと約10分。橋のらん干には「故郷」のメロディーを演奏できる鉄琴が備えられています。橋を訪れた人は鉄琴を演奏しながら「忘れがたき故郷」の想いに浸ることができます。
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1997(平成9)年完成した連続鈑桁の橋で、主経間34.5m、全長は90m。県道飯山妙高高原線のバイバス部分に架けられています。この橋のおかげで上信越道豊田飯山ICへのルートが便利になっています。ふるさと橋近くの川岸に歌碑「春の小川」があり、その他にも「故郷」「紅葉」「朧月夜」の歌碑がふるさと遊歩道沿いにあります。
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