(社)日本橋梁建設協会と関東地方整備局との間で実務者クラスとの意見交換会(関東地方技術検討会:橋梁分科会)が7月26日(水)の10:00〜12:00関東地方整備局内において開催されました。
冒頭に意見交換会の座長を務められた渡邊義臣 道路工事課長より「関東地整では実態調査に基づいた標準積算基準を公表し発注しているが、昨今は低入札価格(調査基準価格を下回る)が多くなっている。この様な状況の中、発注者として平成17年4月1日施行された品確法により適切な品質確保が重要な責務と考えている。従って協会会員には、縮減努力は発注者としても大いに歓迎すべき事ではあるが、やはり請負者はしっかりした技術、施工の下、下請法に基づき違法な発注のない様にお願いしたい」と挨拶がありました。
次に当協会を代表し細川広報小委員長より鋼橋不祥事に対するお詫びを申し上げると共に、現在策定中の「再生ビジョン」によりコンプライアンス遵守をはじめ、協会の信頼回復に全力で努める事を申し述べました。
次いでメインテーマである「総合評価落札方式の適切な活用について」福田契約制度委員会幹事長より説明し、活発かつ忌憚のない意見交換会が行なわれました。
次に鋼製橋脚特別委員会の山本幹事長より「鋼製橋脚隅角部の品質管理に対する最近の取組み状況」について説明を行ない、関東地整よりH18.6.21付け公表された「関東地方整備局における公共工事の品質確保のより一層の促進に向けての取組(実験計画)について」を説明頂きました。
実務者クラスとは今後も価格だけではなく各社の保有する技術力が活かされる方式として総合評価落札方式が透明性の高い入札制度として定着する事を目的とし意見交換会を継続していく予定です。 |