当協会では、「橋」をよく知ってもらうためのイベントとして毎年8月4日に行われる「ほくりく橋の日」に「橋の美術館」を出展いたしました。このイベントは8月4日の数字を「はし」にもじったもので、多くの子供たちに「はし」について広く学び、知ってもらおうというものです。本年は新潟県上越市にて行われ、新潟・富山・石川の北陸3県から、割り箸で橋を作る「はしの橋コンテスト」に参加する多くの親子連れや地元の方々で賑わいを見せました。コンテスト事前審査の段階では、「割り箸で本当にこんな橋ができるのか?」と審査員から疑問の声も多々あったものの、会場で完成した子供たちの発想力に富んだ作品を見て、審査員の方々・技術指導員の方々も感心して見ておられたのが大変印象的でした。今回で7度目の開催となりましたが、当協会では初回から協賛しています。今回は、コンテストの審査員として矢部技術部長が出席されました。また、子供たちに鋼橋のことをもっと知ってもらおうと、コンテストに参加した各グループに鋼橋のあゆみを記した「日本の橋」を配布しました。
当協会が出展した「橋の美術館」は、パソコンで橋を題材にしたクイズや橋について学ぶことのできるブースです。会場に訪れた子供たちの多くが当ブースに立ち寄り、クイズに挑戦したり、思い思いの橋をパソコンで作って印刷するなど、橋について興味関心を深めてもらったものと思います。
また、他にも地元郷土史家である花ヶ崎盛明氏の「上杉謙信の戦と橋」という題名の基調講演や、篠笛の奏者として名高い元「鼓童」メンバーの狩野泰一さん率いるジャズバンドが繰り広げる「篠笛と津軽三味線の和楽器とジャズピアノによる夢の饗演」も行われ、盛況のうちに幕を閉じました。
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「ほくりく橋の日」HPは下記アドレスから http://www2.hokurikutei.or.jp/data/hashi/index.html
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