去る12月14日、(社)土木学会 建設マネジメント委員会、失敗知識データベースの活用・普及特別小委員会、(社)日本橋梁建設協会、(独)科学技術振興機構の共催により、「建設分野における失敗知識活用セミナー」が「鋼橋建設工事の災害事例とデータベースの活用」をサブタイトルに、ベルサール九段で開催されました。
はじめに開催趣旨と失敗知識データベース構築の経緯について國島正彦教授(東京大学大学院)より講演をいただき、つづいて失敗知識の共有・探索・統合に関するEKOSSシステムの提案についてスティーブン・クレイネス助教授(東京大学大学院)より講演をいただきました。
両先生の講演を踏まえ、当委員会の安全調査小委員会中島康夫副委員長が、施工者側の立場から、失敗知識データベース方式による失敗事例検討の講演を行いました。実際の鋼橋建設工事現場で起きた災害を事例にして、具体的に当てはめて検証してみようというものです。事故の内容を把握し、原因と対策、知識化を行い、そのシナリオ(原因、行動、結果)を『まんだら』を使って具現化した結果を発表しました。講演後には、活発な意見交換が行われました。
ご興味をもたれました方は、是非下記のアドレスへアクセスしてみてください。
http://shippai.jst.go.jp/ 失敗知識データベース |