平成19年10月3日、北海学園大学工学部 社会環境工学科の3年生66人と引率の吉田教授・当麻教授を招いて「一般を対象にした鋼橋建設工事にかかわる現場見学会」を北海道開発局札幌開発建設部の協力のもと開催しました。
昨年に続く同大学の見学会であったが、天候は昨年と一転し朝から秋晴れ。一人ずつ元気な挨拶を交わしながらバスへ乗車。見学場所までの車中ではビデオにより橋梁の基礎を学び、スケールの大きさを想像しながら一同現場に到着。
早速、シューパロダム建設に関連して水没する一般国道452号の付け替え道路である緑(みどり)橋上部工事を見学した。
札幌開発建設部より、大規模ダム建設の概要とそれに伴い現国道が水没してしまうため新しい国道を建設しているとの説明を受けると、学生達は現道と建設中の路線との計画高の差に圧倒。建設中のダムの水位がいかに増えるかを実感していた。
特に耐候性鋼材の“さび”に興味を示し、「さびていて平気なのか」「ずっとさび続けるのか」等、熱心に質問をする場面も。製作重量の説明にも「車何台分になるのか?」といった生徒間のやりとりも見受けられた。
張出し工法のカウンターウエイトにある学生は「以前授業でも部材を張出す際にカウンターウエイトを使用する原理の実験をした。実際にこの現場でもその原理が使われているとは」と感動していた。
この度の見学会を快く引き受けて頂いた北海道開発局札幌開発建設部の皆様、北海学園大学工学部教授の吉田先生・当麻先生にはこの場を借りまして心から御礼申し上げます。
 |