平成21年6月25日、九州工業大学 建設社会工学科 3・4年生及び修士・博士課程の学生を対象に「橋に興味をもってもらいたい!」を目的に出前講座を行いました。
鋼橋の紹介・マメ知識として、祖谷の「かずら橋」から世界で最初の鋼橋であるイギリスの「アイアンブリッジ」や日本で最初の鋼橋である長崎の「くろがね橋」等で橋の歴史を説明しました。
橋の分類では、用途・架設場所・使用材料により多種多様な構造で架けられている事。そして、クイズ形式による橋の紹介では九州内の「若戸大橋」「西海橋」「関門橋」「南河内橋」に興味深い視線が注がれていました。
鋼橋のスケールでは、本大学のキャンパスと若戸大橋・関門橋・明石海峡大橋とをそれぞれ比較して説明しました。特に明石海峡大橋の鋼材量がキャンパス全面に厚さ90cmの鋼板を敷詰めた量にあたる事や、橋長が大学正門から小倉駅までの長さと同じである事にあらためてスケールの大きさを実感しておりました。
橋梁工事の発注形態の説明では、橋はどのような機関から発注されるのか。基本計画、基本設計、実施設計等コンサルタントの役割について。 また、下部工・上部工をどのような会社が施工するのか。鋼橋であるならば、我々橋梁メーカーがどのような流れで仕事をして行くのかについて、営業部門、技術部門、製作部門、架設部門それぞれについて説明しました。
学生からは就職したら最初に配属される部門や実際にどのような仕事をするのか等、多くの質問が出され大変有意義な出前講座となりました。
今回の出前講座開催にあたり、当協会の広報活動にご理解を頂きご尽力賜りました、九州工業大学 久保教授 に深く御礼申し上げます。
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講習状況 |
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