7月25日(火)に今年度の第1回ブリッジトークが、橋建協本部において開催されました。
今回のブリッジトークでは、当協会理事、早稲田大学名誉教授 依田 照彦先生を講師にお迎えし以下のテーマで講演頂きました。
<テーマ>
我が国の鋼橋技術は、明治期に先進諸国から数十年遅れてスタートし、先進諸国の橋梁技術に追いつき、追い越せをスローガンに発達してきた。
現在では、我が国の鋼橋技術は、国際水準に照らしても、遜色ない。わずか100年と少しの年月でこのように我が国の鋼橋技術を進歩・発展させた背景には、
国の将来に対する強い危機感と、これに長期的視野をもって答えようとする強い使命感、外来の技術を巧みに取り入れようとする和魂洋才的技術観、技術を尊ぶ倫理感を持つ
鋼橋黎明期の技術者の存在があったように思う。
今回の講演では、鋼橋黎明期の国内外の橋梁技術の紹介とそこにまつわる技術者の思いを、例を挙げて紹介しました。
鋼橋黎明期の国内外の橋梁技術の紹介とそこにまつわる技術者の思いを紹介されました。
また、質疑応答の際には今後の道路橋示方書の改訂の内容に関する質問や、現場の
生産性向上の取組みであるi-constructionに関する質問に対してご自身の見解を示され、
知識豊富な講師から貴重なお話を伺うことが出来ました。
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