平成23年1月26日、岩見沢農業高校 農業土木工学科1年生36名を対象にした“鋼橋へのアプローチ”をテーマに橋建協出前講座を実施しました。
北海道事務所が主催の高校生に対する出前講座は11/26の旭川工業高校に続き2度目となります。
授業開始の一礼の際、「お願いします!」と、気合と期待のこもった挨拶と共に講座が始まりました。鋼橋のアプローチを高校生向けにアレンジし、「土木とは何?」から始まり、その後鋼橋概要から鋼橋の特徴まで休憩を少しはさんで120分の講習中、難しい内容にも関わらず生徒は皆真剣に聴いておりました。橋に関する難易度の高い質問に対しても正解率が非常に高く、講習への集中力と土木技術者としてのセンスの良さを感じました。
講師である吉室所長も、土木がいかに市民生活を担うために重要なのか、また土木技術者としてのプライドを持ってほしい事を生徒に熱くアピールしておりました。
明治40年の旧北海道庁立空知農業学校創設から100年以上の伝統を誇る岩見沢農業高校は道内を中心に数々の土木技術者を輩出しております。このような伝統と歴史のある学校で、「鋼橋」という土木の中では比較的マイナーな分野を生徒だけではなく、先生方にもアピールできるのは、我々にとっても貴重な経験であり、大変有意義な講座になったと思っております。
最後に、貴重な授業時間を出前講座に使用して頂いた、農業土木工学科土田先生をはじめとする、教職員一同様に心より感謝申し上げます。生徒の皆様には将来、講座の内容の一片でも思い出して頂けたら大変光栄です。
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