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虹橋 No.72
FRP合成床版を用いた合理化トラス
戸賀4号橋
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■特  徴
 戸賀4号橋は主要地方道男鹿半島線の一部で、秋田県男鹿半島先端の戸賀に位置しています。この地域は男鹿半島国定公園となっており、『なまはげの里』としても知られています。付近にはなまはげ館や、入道崎灯台、男鹿温泉郷、戸賀海水浴場、水族館などがあり、この橋は行楽シーズンに賑わいを演出する公園内景観の一部となります。
 戸賀4号橋の設計コンセプトは工費の削減と塩害対策でした。そこで、本橋梁FRP合成床版を用いた合理化トラスとして設計されました。具体的には以下のようにして合理化と塩害対策が計られています。
 ●製作工数を削減するためトラスの斜材に鋼管を用いる。
 ●床組を省略し部材数を削減するため床版に合成床版を用いる。
 ●耐塩害性を高めるため合成床版にF R P 合成床版を用いる。
 架設にあたっては、この地域にのみ生息する新種のアザミ『オガアザミ』に十分な配慮を行いました。工事の着工に先立ち自然環境調査を行い、オガアザミを保護しながら工事が進められました。


■諸 元
 
橋梁名 戸賀4号橋
発注者 秋田県
形  式 鋼上路単純トラス
橋  長 60.0m
幅  員 9.2m
鋼  重 187t
所在地 秋田県男鹿市戸賀戸賀字小沢地先

 


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